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スーツケースの破損

ようやく顛末が記せる。
私の壊れたスーツケースは結局直してもらえなかった。
それどころか、安物と見受けられるスーツケースがいきなり届くことになった。
私と同じ思いを誰かがまたすることのないように、と思ってここに書こうと思う。


8月お盆に一時帰国していた。その帰りStuttgart空港で、スーツケースの車輪が一つ壊れて出てきた。これじゃあ引きずれないなあとがっかりしていると、
141.png「それは壊れているから、そこを出てバゲッジクレームに行くべきだよ。」
と見知らぬ人に言われ、この旨をクレームセンターで報告した。
せっかく早く着いたのに45分以上手続きをし、その購入金額や、使用年数、色、自身の滞在先、名前、連絡先などを伝えた。そこでの結論は以下のようだった。

125.png「壊れているけど、引きずることはできるだろうから、今日は頑張って持って帰って。」
125.png「ここに電話とメールの連絡先があるから連絡してね。」
終始、なんだかそのクレーム会社の女性は楽しそうだった。

引きずるのは難しそうなので、
134.png「私は電車で帰るので、別のスーツケースを借りることはできないか。」
と尋ねたけれど、その用意はないとのことだった。送ってもくれないと。
なんとか2時間以上電車を乗り継いで帰り、駅を降りてからの石畳の坂道は引きずれないと思い駅から自宅までは、タクシーに乗って帰った。とにかく疲れていた。

その後、手荷物破損の際の航空会社の委託会社””dolfi1920というところに、メールで連絡をした。
すぐに連絡が返ってきて、状況の写真を始め、住所などを尋ねられた。そのメールに尋ねられたすべての情報を返信した。
数日後、
107.png「先のメールを同僚に送りました。これから私たちは修理できるか、交換するかについて検討します。」との事。
2週間経っても返事がなく、先のメールを再度を送りさらに5日待つも、
107.png「スーツケースの大きさはどれくらいですか?」という返事。
念のため、そのことにもう一度答えるも、1週間経っても返事はなし。
もう一度確認のために送ると、ようやく返信、
107.png「写真を送ってください。」と。

ここまで、毎回異なる担当者からメールが届いた。加えて約1か月、返事があったりなかったり、同じことを何度も繰り返し尋ねられたりという、奇妙な状況の中にいた。

業を煮やして、今までのメールを時系列に並べ、すべての情報をすでに提供していること、oo日までに交換したものか、新しいものを送るよう連絡をした。案の定、5日経っても返事はなく、その後3回同じメールを送信した。

すると、3回目に送ったその10分後、驚いたことに、
107.png「私たちは最終段階に入りました。修理不可能と判断したので、新しいものを早いうちに合意の上で送ります。あなたから希望があり、こちらと同意が得られるならば、あなたの希望する別のものを送ります。」

と届いたので、その10分以内に、
無理を承知で、希望するスーツケースと色を指定し、公式サイトのURLを添付して送った。
するとその5分後、
107.png「私たちは送りました。どうもありがとう。」
そこから2時間後に運送会社から明日午前中に配達しますとの連絡があった。

次の日、待てど暮らせど届かない。
14時前メールがあり、
107.png「届けました!満足しましたか」と。
インターホンならなかったぞ、不在票入ってないぞと思いながら、買い物に出かけようとすると、お隣さんに荷物預かってるよ。と言われ、大きな荷物を受け取った。

開けてみると、新品ではあるものの私の茶色いスーツケースとは異なり、灰色、それに一回り以上大きいものだった。自分なら絶対買わない、納得もしていないものがいきなり届いた。それでも、ようやく決着がついたからもういいか。と思った。これ以上消耗するコストは高すぎると思ったから。

次に同じことがあったら、
①航空会社にも同時に報告しておく、②保険に加入してそこに請求する、③委託会社の素性を調べる、
くらいしか思いつかない。
つまり、戦わないことを決めて、保険に入っておくことだ。

少なくともdolfi1920の評判はgoogleでもひどいもので、どうしてKLMのような大きな会社がこんな会社に委託しているのか不明だ。そして、この顛末をKLMに送って2週間が過ぎようとしているが、KLMからも返事は一切ない。
当たり前にサビースが受けられないことを心に留めて、意識して遠慮や忖度をしないように心がけたい。




by hansbaumgarten | 2018-09-14 21:15

ドイツの田舎町で 観たり 聴いたり 読んだり 考えたり したことの記録


by hansbaumgarten